ヘルスケア
Signia、MaXとActive Mini IXを米国政府機関向けサービスで提供

同社の発表によると、Signiaは2026年11月2日、Pure Charge&Go MaXとActive Mini IXの補聴器が、米国退役軍人省、国防総省、インディアン保健局を通じて利用可能になったと発表した。
WSAで政府機関向けサービス担当の営業副社長を務めるMike Irby氏(AuD)は、MaXは退役軍人や現役軍人が、騒がしく予測不能な環境でも会話を聞き取り、会話に加われるよう支援することを目的としていると述べた。WSAは、政府機関向けサービスでの提供開始を発表する前の2026年8月24日に、Signia MaXを発表していた。
4つのネットワークで実現する音響インテリジェンス
Signiaによると、音響インテリジェンスは、会話、騒音、周囲の環境、装用者自身の声に対応する4つの専用ディープニューラルネットワークをリアルタイムで連携させる。同社の音響インテリジェンスに関する資料によると、各ネットワークは同期を保ちながら、それぞれが検知した情報を共有し、音環境の変化に応じて互いの判断に影響を与える。
Pure Charge&Go MaXの製品ページでは、これに対応する4つの機能が紹介されている。Signiaによると、RealTime Conversation Enhancement AIは複数の話者を追跡し、Own Voice Processing AIは装用者自身の声を自然に保つ。自声認識には、クリニックでの調整は必要ない。Ambient Scene Adaptation AIは環境の特性を継続的に分析し、Dynamic Noise Control AIは、存在する騒音、その発生場所、装用者が会話中かどうかに応じて騒音抑制を調整する。
Signiaによると、このシステムは、11言語、6種類の音楽ジャンル、数千人の声、実環境を網羅する4,000万件の音声サンプルを使って学習させた。同社は、システムが周囲の音を0.01秒で解析し、RealTime Conversation EnhancementではIXプラットフォームよりも1秒あたり75%多くの音声データを処理するとしている。Signiaが引用した研究では、騒がしいグループ会話において、装用者の97%が主要競合製品と比べてMaXを使った場合により良い結果を示した。発表では、根拠となる研究として、Jensenらによる2026年のSigniaの白書が挙げられている。
ハードウェア、接続機能、Active Mini IX
Pure Charge&Go MaXは、充電式の耳かけ型(RIC)デザインを採用し、8色から選べる。ポケットサイズの携帯充電器には、最大4回分のフル充電を蓄えられる。Signiaによると、フル充電には4時間かかり、30分の充電で最大6時間使用できる。OneConnect Technologyは、Bluetooth Classic、LE Audio、テレコイル、Auracastによる接続に対応する。Auracastの全機能は、Signia Oneアプリを通じて配信されるファームウェア更新により、2027年3月までに有効化される予定だ。
Active Mini IXは、SigniaのIntegrated Xperienceプラットフォームを、充電式で装着してすぐ使える耳あな型デザインに採用し、当日中のフィッティングに対応する。Signiaは、接続機能を備えた、装着してすぐ使える耳あな型補聴器として世界最小だと説明している。同社のActive IXに関する資料には、2つのマイク、最大21時間の連続使用時間、自宅以外での充電に使える充電ケースが記載されている。また、ASHAまたはLE Audioを使ったiPhoneおよびAndroid端末でのBluetoothストリーミング、iPhoneおよびLE Audio接続のAndroid端末でのハンズフリー通話、音質をカスタマイズするAI搭載のSignia Assistantにも対応するとしている。
Pure Charge&Go MaXではOneConnectがAuracastに対応する一方、Auracastの全機能は、政府機関向けサービスで提供されること自体ではなく、予定されているSignia Oneアプリのファームウェア更新に依存する。












