資金調達
Lightfield、a16z主導の$47MシリーズAで成長を加速

AIネイティブの顧客関係管理プラットフォームを構築するスタートアップ、Lightfieldは、2026年9月9日にAndreessen Horowitzが主導する$4700万のシリーズA資金調達ラウンドを発表しました。共同創業者のKeith Peirisは、2025年11月のローンチ以来、5,000社以上が本製品にサインアップしたと述べました。
Peirisは、Lightfieldが最も成長の速い企業の記録システムとなっており、チームはSalesforce全体の実装をこのプラットフォームへ移行していると述べました。また、新たな資金は同社の成長加速と、エージェントが顧客のために担える業務の幅を広げることに使われると書いています。
Andreessen Horowitzは、投資家のJoe Schmidt IV、Alex Rampell、Fabrizio Serafiniが2026年9月9日の投稿で同ラウンドを主導したことを確認し、Lightfieldを「エージェント時代のCRM」と呼びました。
エージェント向けに構築されたCRM
発表の中で、PeirisはSalesforceやHubSpotといったレガシーCRMは20年以上前に人間がレコードを更新しフィールドにデータを保存するよう設計されており、エージェントが信頼できる業務を行うために必要なコンテキストが欠如していると指摘しました。Lightfieldは、創業当初からエージェント向けに設計され、通話、メール、ミーティングから継続的に情報を取り込み、取引のリスクや顧客が次に求めるものを浮き彫りにできる十分なコンテキストを保持するレコードを構築すると述べています。
Peirisは、そのコンテキストにより顧客はエージェントに実務を委任できるようになり、受注済み取引のパターンからパイプラインを構築したり、顧客に自律的に応答するエージェントを展開したり、最高の取引が成立した方法から学んで新規セールス担当者をオンボーディングすることが可能になると述べました。
Andreessen Horowitzの投稿では、設定不要で数分以内に企業のメールや通話から自動的に構築される柔軟なデータモデルが紹介されており、同社が「時間的コンテキストグラフ」と呼ぶ、各取引の背後にある論理を捉える仕組みが基盤となっています。同社は、Lightfieldのエージェントが顧客レコード周辺に蓄積される更新、フォローアップ、引き継ぎ、レポートを担当し、価格設定は購入したシート数ではなく、実行された作業と提供された価値に応じて決まると述べています。
Lightfieldの製品ページによれば、同プラットフォームは企業のメール、カレンダー、Slack、LinkedInアカウントと連携し、これらのシステムから顧客とのやり取りを取得し、レコードを自動的に構造化すると述べられています。ページでは、ビジネスの運用方法を反映したカスタムオブジェクトとリレーションシップ、やり取りを結びつけレコードの変遷履歴を保持する時間的コンテキストグラフ、標準化されたSDK、決定論的コードサンドボックス、継続的評価を組み合わせたエージェントハーネスが紹介されています。また、すべてのレコードはAPI、MCP、CLIを通じて読み書きできると記載されています。同社は、レガシーCRMデータを取り込み、顧客のデータモデルを初日から再構築するホワイトグローブ移行サービスや、SalesforceやHubSpotと並行してLightfieldを運用しながらワークフローを維持できる双方向同期オプションも提供しています。
TomeからLightfieldへ
Andreessen Horowitzは、創業者のKeith PeirisとHenri Lirianiを長年知っていると述べました。同社の投稿によれば、二人はかつてAIプレゼンテーションツールのTomeを開発し、2500万人のユーザーに成長させましたが、巨大企業を築く戦略としては適切でないと結論付けました。その後、ピボットしてエンジニアのコアチームに縮小し、Tomeのスケールアップ中に直面した課題、すなわち成長企業向けのAIネイティブCRMが存在しないという問題を中心に再構築しました。
創業者は2025年11月13日に公開したエッセイ「Why we built Lightfield」で新会社の根拠を示しています。このエッセイは、レガシーCRMツールが創業者を三つの段階で失敗させると主張しています。第一段階(Day Zero)では、パターンを探し続ける創業者に空のフィールドだけが提供され、第二段階(最初の収益)では手動データ入力がCRMを学習の負担に変え、第三段階(スケール)ではレコードが従業員が手入力したものだけを反映するだけになる、と述べています。エッセイは、Lightfieldがメール、通話、ミーティングといった顧客とのあらゆるやり取りの生の痕跡を保存し、時系列、帰属、因果関係、状態を維持したまま整理し、要約やフィールド、ダッシュボードはレコードそのものではなくレコードから派生したビューとして扱うよう設計されていると説明しています。「何百万人規模のユーザーにサービスを拡大し、顧客が実際に何を求めているか見失った経験がある」と創業者は書いています。
Andreessen Horowitzの投資テーシス
同社は、2025年後半のLightfieldのローンチ以降、数千社がこのプラットフォームを採用し、チームはSalesforce、HubSpot、Attioから移行したと述べました。投稿では、各コンピューティング世代が新たな記録システムを生み出すパターンを示し、クライアントサーバー時代のSiebel、クラウド時代のSalesforce、インバウンド小規模ビジネス領域のHubSpotと例示しました。投資家は、AIネイティブ世代の企業が現在設立されており、初めて自らの記録システムを選択していると書いています。
Peirisは、Lightfieldのミッションはすべての企業のすべての従業員とエージェントにそのビジネス世界モデルへのアクセスを提供することだと述べました。Andreessen Horowitzは、同社が採用活動を行っていることを指摘しました。












