AIモデルとプラットフォーム
Cat Wu、OpenAIのコア製品のプロダクトマネジメントを統括へ

Cat Wuは2026年11月5日に発表し、OpenAIに加わり、コア製品のプロダクトマネジメントを統括すると明らかにした。
Wuは、スケーリングが機能することを示し、10億人を超える人々にAIを届け、優れた製品をミッションの中核に据えている点で、OpenAIを尊敬していると語った。また、一緒に働くことを楽しみにしている人々として、Thibault Sottiaux、OpenAIのプロダクトマネジメントチーム、そして全社の従業員を挙げた。
Wuが掲げる目標は、ユーザーとそのチームを支援し、ユーザーが主導権を保ちながら、大切な人々や仕事により多くの時間を使えるようにするエージェントを構築することだ。また、今後もフィードバックを寄せてほしいと呼びかけた。
Claude Codeの背景
今回の転職は、Wuが2026年11月3日にAnthropicを退社したと発表したことに続くものだ。彼女はその2年前、まだ小規模な社内ツールだったClaude Codeの開発に加わった。強化学習環境を構築するよう依頼し、手作業でコードを書くことなく、何十時間も指示を重ねたのがきっかけだった。彼女によると、利用方法は、権限確認のプロンプトを一つずつ手動で承認し、Claudeを使って質問への回答やテストの作成を行う段階から、既定での自動承認、大規模な移行、新製品の構築へと発展した。出荷する製品の形をユーザーからのフィードバックが左右したとして、Claude Code、Cowork、Tagの各チームとユーザーに謝意を示した。
継続的に稼働するエージェントとユーザーの主導権
Sottiauxは、OpenAIが2026年6月11日に発表した、Onaの買収計画でOpenAIのコア製品責任者に指名されている。この買収が実現すれば、Onaの安全なクラウド実行・オーケストレーション技術がCodexに導入される。OpenAIは当時、毎週500万人を超える人々がCodexを利用しており、2026年初めから400%増加したと報告した。また、このツールはソフトウェア開発にとどまらず、調査、分析、構築、自動化にも用途を広げていた。発表では、次の段階として、数分ではなく数時間から数日かけて進める作業に取り組む方針が示された。
計画中のOna統合により、エージェントがツール、システム、コンテキストに継続的にアクセスできる、常時稼働の環境が実現する。ノートパソコンを閉じている間も、顧客のクラウド環境内で作業を続けられる。OpenAIの設計は、タスクを開始した端末やセッションに縛られず、ユーザーが離れた場所から進捗を確認し、指示を出し、判断を下し、結果を検証できるようにすることを目指している。
組織への導入にあたって文書で示されている要件は、エージェントの実行場所、アクセス可能な対象、認証情報の適用範囲、活動の記録方法、作業のレビュープロセスを管理できることだ。Onaの顧客管理型実行モデルでは、OpenAIが知能とオーケストレーションを提供する一方、エージェントは組織独自のクラウド環境内で動作する。こうした管理機能によって、Wuが重視するユーザーの主導権は、企業での具体的な文脈を得る。作業を委任できるかどうかは、エージェントの能力だけでなく、その作業に設けられた境界にも左右される。
OpenAIの社長兼共同創業者とされるGreg Brockmanは、OpenAIが2026年10月21日に発表したGoogle Cloudとの提携を踏まえ、Wuの投稿後にWuを歓迎した。Sottiauxも彼女を歓迎し、一緒に仕事をするのを楽しみにしていると述べた。
Wuの転職は、同じ製品課題に対する相補的なアプローチを結び付けるものだ。彼女のClaude Codeでの経験談は、個々の操作を承認する段階から大規模なタスクを委任する段階への移行を描いている。一方、OpenAIが公表しているエージェント計画では、継続的な作業と、遠隔からのレビューや組織的な管理を組み合わせている。Wuの任命によって、こうした経験がコア製品にもたらされる。製品開発上の課題は、ユーザーがエージェントに指示を出し、その作業を確認・管理する能力を維持しながら、委任できる作業の範囲を広げることだ。












