パートナーシップ
Jobber、Google AI Modeをサービス予約のワークフローに接続

対象となる米国の住宅・商業向けサービス事業者がGoogle検索のAI Modeを通じて見つけられ、予約できるようになると、Jobberは2026年11月4日に発表した。顧客からの依頼や予約は、リード獲得手数料なしで既存のJobberワークフローに取り込まれる。
JobberのGoogle AI Modeとの連携により、Googleは参加事業者を推薦し、顧客をその事業者に割り当てられた依頼フォームまたは予約フォームへ直接誘導できる。事業者の設定に応じて、リアルタイムの空き状況を反映した予約を受け付けることも、予約ではなく依頼を受け付けることもできる。いずれの問い合わせも、ほかのオンライン業務と同じJobberのシステムに入り、別のリード管理経路を設ける必要はない。
Googleは2026年5月19日、AI Modeの月間ユーザー数が10億人を超えたと発表した。また、I/Oでのアップデートでは、地域の体験やサービスにもAIエージェントによる予約機能を拡大し、最新の価格と空き状況を提示するとともに、事業者へ直接リンクすることが説明された。こうしたリーチは集客面での訴求力を裏付ける一方、Jobberの実装では、その後の取引は自社のフォームとワークフロー内で完結する。
利用資格はプロフィールとフォームの照合状況によって決まる
利用には有料プランへの加入が必要だが、連携に追加料金はかからない。トライアルアカウントはAI Modeに表示されない。Jobberの連携ガイドによると、事業者は「顧客が自分のビジネスを見つけられるようにする」を有効にし、会社の住所を漏れなく登録したうえで、同じ住所のGoogle Business Profileを接続する必要がある。また、Google Business Profileの設定を有効にしたリクエストフォームまたは予約フォームをGoogleに割り当てなければならない。Jobberは既定のフォームを自動的に接続するが、事業者は割り当てを変更したり、接続を解除したりできる。
GoogleがBusiness ProfileとJobberアカウントの住所を照合すると、通常は数日以内に、Jobberのフォームへリンクする「オンライン予約」ボタンが自動的に追加される。電話番号とウェブサイトのURLが一致していれば、アカウントとプロフィールの住所が一致しない場合でも照合できることがある。顧客への表示を無効にすると、事業者はAI Modeから削除され、ボタンも表示されなくなる。企業は接続したフォームの設定から連携を解除することもできる。
Jobberは、依頼フォームだけでなく予約フォームを割り当て、Jobberを通じて定期的に顧客レビューを集めることを推奨している。こうした取り組みにより、AI Modeが事業者をより頻繁に推薦する可能性があるという。
予約にはJobberの既存の管理機能を活用
AI Modeは、Jobberですでに管理している予約設定、営業時間、予約可能時間帯を利用するため、連携によって別のスケジュールが作成されることはない。依頼と予約はJobberのホームページ、または「依頼」や「ジョブ」の画面に表示され、通知も送信される。事業者は、依頼を承認または却下した際に自動送信する、個別に設定したフォローアップテンプレートを作成することもできる。
事前評価の予約に承認を必要とする企業では、AI Mode経由の申し込みも自動確定されず、「承認待ち」として届く。企業は各予約を確認し、確定前に承認または却下できる。これにより、Googleの推薦から事前評価の予約確定までの間に確認の段階が設けられる。
Googleは、AIが生成した事業者情報ではなく、実際のBusiness ProfileとJobberのフォームへ顧客を誘導する。企業はフォームとBusiness Profileの設定を通じて、共有する情報を管理できる。
Googleの消費者向けワークフローには制約がある
Googleのヘルプドキュメントによると、AI Modeは、電気工事、樹木の伐採、建物外部の清掃などの住宅サービスについて、費用や予約可能な日時を調べられる。ウェブ上の情報を収集し、必要な情報がオンラインで見つからない場合は、フォームへの入力や事業者への電話を行う。地域の空き状況と価格を確認する機能は、モバイル版およびデスクトップ版の検索で、ログイン中の18歳以上のユーザーが英語で利用できる。
顧客が依頼を入力すると、AI Modeは追加の質問をすることがあり、手続きを進める前に内容を確認できる。Googleが電話をかける場合、事業者に伝えられるのは、ユーザーが共有し、確認した情報だけだ。ユーザーは、AI Modeに電話をかけないよう指示することもできる。Googleによると、ウェブ検索の結果が出るまで通常は数分かかる一方、電話を伴う場合は最大30分かかることがあり、AIの回答には誤りが含まれる可能性もある。
対象となるサービス事業者にとって実務上の変化は、AIによる推薦が、Jobberへの構造化された依頼、あるいはすでに管理している空き状況に基づく予約につながることだ。Googleが発見と情報収集を担い、Jobberが受付、スケジュール管理、承認を担う。そのため、AI経由の発見を、事業者が予定に組み込みたい仕事へと結びつけるには、プロフィールの正確な照合と予約設定の最新状態が重要となる。












