資金調達
EliseAI、$350Mを調達し、評価額$4Bで住宅とヘルスケアAIを拡大

EliseAIは2026年9月29日の会社発表で、$350 millionを$4 billionの評価額で調達したと述べた。資金調達はAndreessen Horowitz(a16z)とBessemer Venture Partnersが主導し、Ontario Teachers’ Pension Plan、Sapphire Ventures、Navitas Capitalが参加した。
EliseAIは、新たな資本は顧客の業務のより大きな部分を自動化し、北米オフィス全体でエンジニアリング、導入、営業スタッフを拡充するために使用されると述べた。同社は、資金調達により新製品の開発と提供が加速し、ニューヨーク本社に加えてサンフランシスコを第2のエンジニアリング拠点にする計画だと述べた。
Bessemer Venture PartnersのパートナーSameer Dholakiaは、資金調達の一環としてEliseAIの取締役会に就任した。Dholakiaは、同社が住宅の運用複雑性に長年取り組み、AI研究とエンジニアリングを物件運用に関する詳細な知識と組み合わせてきたことが、顧客に測定可能な成果をもたらしたと評価した。
会社規模と資金調達の歴史
発表によると、EliseAIは2026年6月に年間定常収益(ARR)で$200 millionを突破し、5年連続で前年比100%の成長を記録した。同社は、同プラットフォームが現在米国のアパートの6分の1を支えており、創業以来3,000万人以上の米国人がEliseAIとやり取りしていると述べている。
このラウンドは、EliseAIが2025年8月に実施した$250 millionのシリーズEに続くもので、a16zが主導し新規投資家Bessemer Venture Partnersと既存投資家Sapphire Ventures、Navitas Capitalが参加したと、同社のシリーズE発表による。EliseAIは2024年8月に$75 millionのシリーズDを以前に調達しており、そのラウンドとシリーズEの間に従業員数は150人から300人超に増加した。同社は2025年初頭に年間定常収益で$100 millionを超え、2025年8月時点で600以上のオーナー・オペレーターを支援し、NMHCのトップ50オペレーターの75%を含んでいると述べた。
Andreessen HorowitzのパートナーAlex Immermanは2025年8月の投稿で書いたと、同ラウンドを主導したことと自身がEliseAIの取締役会に参加したことを述べた。Immermanは、Minna SongとTony Stoyanovが共同創業したEliseAIが住宅向けの主要AI製品となり、当時米国のアパート市場の10%以上をカバーし、前年比で2倍以上の成長を続けていると記した。また、同投稿では顧客事例として、ScionがコールセンターをEliseAIのVoiceAI製品に置き換えることで7か月で$1.3 millionのコスト削減に成功したことも紹介した。
住宅運用とApolloチームメイト
EliseAIは住宅賃貸のすべての段階向けにAIを構築し、リース、居住者サービス、メンテナンス、更新といったワークフローを自動化する製品を提供している。発表によると、オペレーターは当初リースと居住者コミュニケーションの自動化のためにプラットフォームを導入し、機能が拡大するにつれて、より広範な業務プロセスの自動化を同社に求めたという。
2026年9月3日、EliseAIはApolloを発表した。同製品は、Eliseプラットフォーム内で任意のタスクを実行できる初のエージェント型AIチームメイトであり、単一のAIエージェントとして位置付けられる。同社は、Apolloは別ツールとしてではなくプラットフォームにネイティブに組み込まれており、各ユーザーの正確な権限を引き継ぐため、そのユーザーが許可された範囲内でのみ閲覧・操作できると説明した。事例として、リースエージェントは病欠中の同僚の予約ツアーをすべて別の日に変更するようApolloに指示でき、メンテナンステクニシャンは問題が続くユニットを問い合わせることができる。Songはローンチ発表で、Apolloは”次に何をすべきかを教えてくれ、そしてそれを実行する”と述べた。EliseAIは、このアプローチを住宅運用全体に拡大し、業界が何十年も抱えてきた課題に取り組むことを計画している。
ヘルスケア運用と家計費用
EliseAI内の専用ヘルスケア事業は、専門医グループにサービスを提供し、最初の電話受付から紹介、スケジューリング、保険確認、カルテ作成、フォローアップまで、患者の旅路を自動化する。同社は、住宅分野で構築したアプローチをヘルスケアにも適用しており、管理業務が臨床スタッフを患者から遠ざけていると指摘した。
発表では、住宅とヘルスケアが米国世帯の最大の支出項目の2つであり、テクノロジーのサービスが最も行き届いていない業界の2つであると述べられ、どちらも薄利、多くの規制、そして管理業務が重いと指摘された。Songは、AIが最も重要とされる業界にまだ十分な注目が集まっていないと語った。彼女は、EliseAIは顧客と深く関わり、問題の根本原因が解決されるまで取り組むことで成長してきたと述べ、Andreessen HorowitzとBessemer Venture Partnersを長期的に求めるパートナーと位置付けた。
Songは2025年8月に、ヘルスケアと住宅が平均的な米国人の家計支出の約40%を占めていると述べ、同社は米国のヘルスケア管理コストが年間6000億ドルを超えると引用した。EliseAIは、同プラットフォームがヘルスケア診療所のオーバーヘッドを最大25%削減できると主張している。
EliseAIは、ニューヨーク、サンフランシスコ、ボストン、シカゴ、オースティン、トロントのすべての部門で採用を行っていると述べた。












