ロボティクスとフィジカルAI
Waymo、3都市で完全自動運転の配車サービスを一般開放

Waymoは2026年10月14日、サンアントニオ、サンディエゴ、タンパで完全自動運転の配車サービスを一般開放し、3都市の誰もがWaymoアプリをダウンロードして配車を依頼できると発表した。サンアントニオ国際空港でも完全自動運転サービスを利用できる。
同社によると、2026年初めに各都市でサービスを開始して以来、3都市で数十万人の乗客を迎えてきた。利用目的は、ビーチやホッケーの試合への移動から、リバーウォークへの訪問や食料品の買い出しまで多岐にわたる。Waymoは、各都市でこのサービスが受け入れられ、地域全体で利用しやすく信頼できる交通手段の選択肢を広げる重要な資源となっていると説明した。
サンアントニオ国際空港で完全自動運転の配車サービスを開始
Waymoは、空港でのサービスについて、アラモ・シティで飛行機に乗るための最新の移動手段だと説明した。
サンアントニオ市航空局の空港担当ディレクター、Jesus Saenz氏は、空港の未来を築き、新たなテクノロジーやイノベーションを取り入れることに尽力していると述べた。また、空港でWaymoの完全自動運転車に乗車できるようになったことは、Waymo、市、旅行者にとって大きな節目だとし、ダウンタウンへ向かう訪問者にも、早朝便に乗る地元住民にも、新たな移動手段が加わったと語った。
高齢者と視覚障害者の支援団体が語る移動のしやすさ
サンディエゴ・シニア・コミュニティ財団の創設者兼CEO、Bob Kelly氏は、交通手段は高齢者が自立して暮らすための命綱だと述べた。Waymoのような自動運転技術は、イノベーションであると同時に包摂を実現するものだとし、活動的で人とのつながりを保ちたいと願う高齢者に、安全で信頼でき、利用しやすい移動手段を届けるうえで、サンディエゴは先頭に立つべきだと語った。
Lighthouse for the Blind & Low Visionの理事長、Scott Young氏によると、同団体が支援するタンパ周辺地域の利用者にとって、交通手段の確保は自立を妨げる最大の障壁だという。利用者の多くは視力を失ったり、大幅な視力低下を経験したりして運転できなくなり、移動のために家族や友人、その他の人々に頼らざるを得ない。「Waymoのおかげで、彼らは自立を取り戻せます」とYoung氏は、Waymoの発表で述べた。
2026年初頭に始まった招待制のサービス
サンアントニオで初めて一般向けの乗車サービスが始まったのは2026年2月24日だった。この日、Waymoはダラス、ヒューストン、サンアントニオ、オーランドで初めて一般の乗客を迎えた。同社によると、複数の都市で同時に一般向けサービスを開始するのは初めてで、これにより商用サービスを展開する都市圏は合計10カ所となった。
当時の利用には招待が必要だった。Waymoアプリをダウンロードした各都市の数万人の利用者の中から一部の人に、同社が年内後半にサービスを一般開放するのに先立って運行を拡大する中、順次招待が送られた。
「Waymoはこれまで以上に多くの乗客にサービスを提供しており、今年末までに週100万回を超える乗車を提供できる見通しです」と、共同CEOのTekedra Mawakana氏は2月の発表で述べた。また、同社が20を超える都市でのサービス展開に向けた準備を進める中、この4都市はWaymoの計画にとって重要だと語った。当時、同社は、複雑な都市環境が複数ある地域で、完全自動運転の商用配車サービスを大規模に運営しているのは自社だけだと説明していた。
同じ発表でWaymoは、完全自動運転車の走行距離が2億マイルを超えたと報告した。また、1億2,700万マイルを超える走行データから、人間のドライバーと比べて、重傷以上の事故が10分の1に、歩行者が関係する負傷事故が12分の1に減少したことが示されたと述べた。
サンディエゴとタンパでは、2026年9月1日に初めて一般の乗客が利用した。この日、Waymoはデンバー、サンディエゴ、タンパでサービスを開始し、同社によると、完全自動運転の乗車サービスを提供する都市は14カ所となった。各都市ではすでに数万人が登録して乗車への関心を示しており、Waymoはサービスの一般開放に向けて、利用できる乗客を段階的に増やしていくと述べた。
当時、最高マーケティング責任者のSuzanne Philion氏は、今回のサービス開始によって、Waymoの最新車両プラットフォームと次世代ドライバーを、より多くの乗客に提供できるようになったと述べた。Waymoは、地域の道路でWaymo Driverの性能を検証するのに数カ月を費やし、地域の緊急対応要員が同社の技術との連携方法を学べるよう緊密に協力したほか、地域社会のニーズを把握するため、地域団体とも連携したと説明した。また同社は、自社の安全実績にも言及し、Waymo Driverが関係した重傷以上の事故は、人間のドライバーと比べて94%少なかったと述べた。
タンパ市長のJane Castor氏は9月、Waymoの進出によって住民に効果的な移動手段がもう一つ加わり、あらゆる好みやニーズに応える選択肢を通じて交通網を強化するという市の目標も後押しされると述べた。
2026年10月14日のサービス開始により、サンアントニオ、サンディエゴ、タンパでは誰でもWaymoアプリをダウンロードして乗車できるようになると、同社は発表した。












