AIモデルとプラットフォーム
3人の高校生がMyDaye AIを立ち上げ、多忙なスケジュールを毎日の計画に

学生のカレンダーだけでは、日々の予定の全容はなかなか分かりません。課題は学校のポータルに、部活動の練習時間はチームのアプリに、週末のアルバイトは別のカレンダーに登録されていることもあります。10月21日に3人の高校生が立ち上げたMyDaye AIは、こうした分散した予定をまとめ、次に何をすべきかを学生が判断できるよう支援することを目指しています。
創業者のAvi Rao、Hansen Wilson、Holt Wilsonは、授業、スポーツ、課外活動、家族の用事、仕事、友人と過ごす時間など、学生の一日全体を見据えた対話型の計画プラットフォームを展開しています。Raoは高校最終学年で、Wilson兄弟は高校2年生です。彼らの考えでは、学業を管理するには締め切りを集めるだけでは不十分です。ほかの生活との兼ね合いを考えながら、学業に取り組む必要があります。
「私たちは、また別の教育アプリを作ろうとしていたわけではありません」とRaoはローンチの発表で語りました。「学校に通う毎日の中で、自分たちがあったらいいと思っていたツールを作ったのです」
締め切りのリストから、実行するための計画へ
MyDayeは、対話を通じた計画づくりとタスク管理を組み合わせています。学生は音声またはテキストで抱えている課題について相談し、大きなプロジェクトを小さなステップに分け、すでに入っている予定を踏まえて優先順位を整理できます。同社によると、アシスタントは勉強を始めるタイミングを提案し、スケジュールの変化に応じて計画を調整できます。
このアプローチは、課題の提出期限を知っていても、どうやって仕上げればよいか分からないという、よくある隔たりに対応します。金曜日が提出期限のレポートなら、調査、アウトラインの作成、下書き、修正が必要になるかもしれません。役立つ計画アシスタントには、授業や練習、ほかの用事のための時間を確保しながら、こうした途中のステップを見えるようにすることが求められます。
「何が期限なのかを教えるアプリが、もう一つ欲しかったわけではありません」とHolt Wilsonは語りました。「自分の生活で起きていることをすべて理解し、次に何をすべきか一緒に考えてくれるAIの相棒が必要だったのです」
シラバスの読み取りとカレンダーフィードで予定を一元化
発表によると、このプラットフォームはアップロードされたシラバスから課題、試験、締め切りを抽出し、学期のカレンダーを作成できます。ウェブサイトでは、カレンダーとの連携、スケジュールのアップロード、iCalおよびICSフィードへの対応も案内されています。Canvas CalendarとBlackbaud Calendarは、特に現在利用可能な連携先として明記されています。
同社は、Blackboard、Schoology、Moodle、Brightspaceなどの学習管理システムに加え、Google Calendar、Outlook、TeamSnap、GameChanger、SportsEngineなどのスポーツ日程管理サービスも連携先として挙げています。これらの連携は、対応するカレンダーフィードやインポート機能の範囲で理解する必要があります。すべてのサービスが、学習管理システムとして完全な双方向連携に対応していることを意味するわけではありません。
MyDayeのウェブサイトでは、もう一つの機能も紹介されています。カレンダーの設定やシラバスのアップロードに関するトラブル解決を支援し、アカウントを確認したうえで、ユーザーの承認を得て対応可能な変更を行うアシスタントです。これにより、エージェント機能の具体的な役割が示されています。ユーザーが計画づくりのワークフローを使えるように支援することです。
友人と過ごす時間も計画に組み込む
MyDayeは、友人との予定調整もスケジュール管理の課題として扱っています。FindTime機能は、共有された空き時間を照合し、グループで集まれる時間を提案します。同社の例では、全員の都合がつく時間帯を尋ねたり、金曜日までに90分の空き時間を探したりできます。
同社によると、学生が共有範囲を広げることを選ばない限り、友人に表示されるのは空き時間だけで、カレンダーの非公開情報は見られません。参加者は提案された時間を承諾し、その予定を自分のカレンダーに追加できます。こうして計画づくりを、宿題以外の活動に充てる時間を確保するという、学生にとって大切な成果につなげます。
想定される使い方は、学生の状況に応じて変わります。中学生向けには、よりシンプルな一日表示と、任意で保護者が予定を確認できる機能を用意しています。高校生向けの計画では、クラブ活動、リハーサル、アルバイト、大学訪問を考慮します。大学生は、授業のスケジュール、グループプロジェクト、ルームメイト、シフト勤務を管理できます。
提供状況と学生向け無料プラン
MyDayeによると、現在、学生向けの全機能を無料で利用でき、サブスクリプションも試用期限もありません。計画を保存するにはアカウントが必要です。アプリはiPhoneで利用可能で、発表ではAndroid版も近日公開予定とされています。一方、Appleの掲載情報には現在もProのアプリ内課金が表示されており、同社ウェブサイトの無料利用の案内とは異なっています。
ローンチ資料では、基盤となるAIモデルは明らかにされておらず、計画の精度を示す第三者による測定結果も公開されていません。説明されているのは、対話型AI、文書からの情報抽出、スケジュール管理のワークフローを実用化したものであり、新しい基盤モデルのアーキテクチャを示すものではありません。
MyDayeが目指すのは、学生の手間を減らしながら、こうした要素を連携させることです。締め切りを取り込むのは出発点にすぎません。その後、ほかの予定を見失わずに実際の行動へ移せるよう支援できるかどうかが、より重要な判断基準となります。同社の60秒の製品デモでは、実現を目指す計画体験が紹介されています。












