パートナーシップ
Baseten、RunwayのGen-4.5とAleph 2.0をDedicated Inferenceに追加

企業は、RunwayのGen-4.5およびAleph 2.0の動画生成・編集モデルを、ファインチューニング版も含め、Baseten上のセキュアなシングルテナント環境にデプロイできるようになったと、Basetenが2026年10月14日に発表した内容によると明らかになりました。モデルはBaseten Dedicated Inferenceを通じて利用でき、モデルの重みはRunwayから直接ライセンス供与されます。
Basetenによると、Runwayはテキスト、画像、音声、既存の映像を使って、映画のような動画を生成・編集するモデルを開発しています。Runwayはすでに、動画、画像、音声を生成・編集するプラットフォームのRunway Creativeと、開発者向けAPIプラットフォームのRunway Devを通じて、Gen-4.5とAleph 2.0を提供しています。Basetenによると、今回の提携により新たな利用方法が加わり、Runwayは自社の動画モデルをBaseten上で専用デプロイできるようにします。
Gen-4.5による生成とAleph 2.0による編集
Gen-4.5はテキストや画像の入力から動画を生成し、細かなシーンの演出、カメラワーク、多彩なビジュアルスタイルに対応します。Basetenが挙げる用途には、ストーリーボードの可視化、商品画像のアニメーション化、映画のようなBロールの作成、キャンペーンのコンセプトから複数のバリエーションを制作することが含まれます。
Basetenのモデルライブラリでは、Gen-4.5はRunwayが開発した動画生成モデルと紹介されており、映画のような動き、プロンプトへの高い忠実性、リアルな物理表現、安定したビジュアル品質を実現し、フォトリアルな表現からスタイライズされた表現まで、時間経過に伴う一貫性にも優れています。ライブラリの項目には、テキストと画像の入力、動画出力、Runway独自のライセンスが記載されています。
Aleph 2.0は、生成映像または実写映像を編集します。プロンプトまたは編集済みのキーフレームを起点に、特定の要素を変更したり、シーンのスタイルを変えたりできます。また、周囲の細部を保ちながら、その編集を関連するショット全体に反映できます。このモデルは、最大30秒、1080pの複数シーン動画に対応します。
Basetenのライブラリでは、Aleph 2.0は既存の映像を新たなバリエーションに変換するコンテキスト内動画編集モデルと説明されており、再撮影や大規模なポストプロダクションは必要ありません。記載によると、複数のショットにわたって、商品、衣服、髪型、背景、季節、フレーミング、ビジュアルスタイルを変更できます。また、テキスト、画像、動画の入力、動画出力、Runway独自のライセンスが記載されています。
ライセンス、分離、セキュリティ
顧客はRunwayからモデルの重みを直接ライセンス供与され、Baseten上のセキュアなシングルテナント環境にデプロイします。各デプロイは専用のGPUリソースを備えた分離型のワークロードプレーンで実行され、Basetenはコントロールプレーンと基盤インフラを管理します。モデルのカスタマイズから本番環境でのサービングまで、RunwayとBasetenが各デプロイを共同でサポートします。
この契約に基づき、コンピューティングリソースとスケジューリングは顧客組織ごとに分離されます。BasetenによるRunwayのモデル重みへのアクセスは販売代理契約によって管理され、デプロイはBasetenのSOC 2 Type IIおよびHIPAAコンプライアンスプログラムの対象となるインフラ上で実行されます。
Basetenのシングルテナントに関するドキュメントでは、アーキテクチャの詳細が説明されています。シングルテナントでは、Baseten Cloud内の分離されたVPCで推論ワークロードを実行し、1つの組織専用にコンピューティングリソースとネットワークを構成・運用します。また、そのインフラ上で他の顧客のワークロードが実行されることはありません。同ドキュメントによると、Basetenは同期推論の入力や出力を保存せず、モデルはプライベートソースから重みを取得できるほか、コールドスタートを高速化するため、重みをクラスター内にキャッシュできます。要望に応じて、モデルのレプリカと関連サービスをインターネットに直接接続せずに実行でき、外向きのトラフィックを承認済みの許可リストに限定できます。また、AWS PrivateLinkやGoogle Cloud Private Service Connectなどのプライベートネットワークサービスを通じてエンドポイントを公開できるため、トラフィックがパブリックインターネットを経由することはありません。同ドキュメントによると、シングルテナントはBaseten Cloudと同じコンプライアンスプログラムに対応し、SOC 2 Type II、HIPAA、GDPRを網羅しています。また、エンタープライズプランでカスタム価格にて利用できます。
BasetenのDedicated Inference製品ページによると、専用デプロイはシングルテナントで、利用リージョンを限定でき、Baseten Cloud上でHIPAAに準拠し、SOC 2 Type II認証を取得しています。顧客はBaseten Cloudへのデプロイ、セルフホスティング、またはBaseten Hybridを選択でき、ノード、クラスター、クラウド、リージョンをまたいだ自動スケーリングを利用できます。
ファインチューニング、容量の確保、稼働時間
顧客は自社データを使ってRunwayのモデルをファインチューニングし、出力に自社のブランド、世界観や設定、コンテンツガイドラインを反映できます。この作業はRunwayとの直接ライセンス契約に基づいて行われ、Basetenはファインチューニングの実行と、完成したモデルの専用環境へのデプロイに必要なインフラを提供します。
デプロイには動画生成ワークロード向けのGPU容量があらかじめ確保され、需要の急増に対応する自動スケーリングも備わっています。シングルテナントモデルでは、Basetenが専用ワークロードプレーンごとに容量を調達・運用します。顧客はBasetenのチームと連携し、ワークロードの要件を満たすリージョン、GPUの種類、確保する容量を選択します。
Basetenによると、Amazon、Robinhood、Dolce & Gabbana、Microsoftなどの企業のクリエイティブチームが、すでにRunwayを本番環境で利用しています。また、専用デプロイメントには稼働率99.99%のSLAを適用しており、両方のRunwayモデルは、デプロイに関する問い合わせ先としてBasetenのモデルライブラリに掲載されています。












